いい菜&ゼスト聖蹟桜ヶ丘店がオープン
5月18日、東京都多摩市のショッピングセンター ザ・スクエア地下1Fの食品館あおば内に、いい菜&ゼスト聖蹟桜ヶ丘店がオープンしました。オープンから約1か月、売れ行きは順調です。京王線で新宿から約32分、聖蹟桜ヶ丘駅は特急停車駅ということもあり、乗降客は多く、多摩地区の玄関口の一つにもなっています。桜ヶ丘という名の通り、春は桜の名所で風光明媚なことから、ドラマやアニメの舞台にもなるなど、話題の多い街です。
電鉄会社によって開発された街
この駅が特急停車駅なのは、多摩ニュータウンの他、各方面へ向かうバスターミナルであること、それに京王電鉄本社があることも影響しています。関連会社や他の企業の拠点もあり、住宅地の他にビジネス街という顔もあります。京王電鉄が宅地開発に加えて、ビジネス拠点としても開発してきたからです。ここから都心へ通勤する人のみならず、この街へ通勤してくる人も少なくありません。
80年代には、この郊外型高級住宅地に住み、都心に通うビジネスマン達のライフスタイルを描いたトレンディドラマが話題になりました。90年代に入ると、リアルな描写で街を舞台にしたアニメが人気沸騰。2005年からはこのアニメを題材にした本格的な町おこしも始まり、観光で訪れる人が増えて一躍注目を浴びたのです。その後ショッピングモールなども続々と建設され、今ではこの街だけで生活が完結するぐらいの充実ぶりです。
後背地の大型住宅街がフォローに
いい菜&ゼスト聖蹟桜ヶ丘店は、駅直結ではないものの、後背地の大型マンション群の存在は心強い限りで「まずまずの売れ行きです。特に人気なのは肉焼売。朝20パックほど用意したものはすぐに売り切れ、夕刻までに何度も補充するほどです」と桜井店長の表情もほころびがち。またロコモコ丼に始まった新パッケージの丼ぶりシリーズも好評で、チキン南蛮丼や焼肉丼などが人気だとか。社長肝いりの黒豚メンチカツも順調です。昼間は高齢のお客様とビジネスマンの方々が、夜は通勤帰りのお客様がそれぞれピークタイムを形成するという、いい循環で人の流れが生まれています。そして人気商品は、あまり価格帯に関係なく売れていく傾向があります。
新商品投入で売り場に活気
「オープン1か月を過ぎたあたりから、お客様がどんな反応をされるかが気になります。できるだけ売り場で、お客様の動向を注視していきます」と桜井店長はあくまで慎重な姿勢を崩しません。それでも新商品や新パッケージの投入が、売り場に活気を生み出していることは間違いないようです。