本羽田店、佐竹店がオープン
今回は11月にオープンした、いい菜&ゼスト本羽田店と佐竹店の2店舗をご紹介します。羽田空港にほど近い、京急糀谷駅から徒歩約12分。大型ホームセンター内にいい菜&ゼスト本羽田店があります。駅からは少し距離がありますが、住宅街とあって平日は近隣の方が日常の買い物に来られることが多いようです。また大型駐車場が完備されているため、土日ともなると車利用のお客様も目立ちます。もう一方のいい菜&ゼスト佐竹店は、最寄り駅から近い、商店街の食品スーパー内にあります。どちらも近隣住民の買い回りに便利な店舗です。
広域から集客できる本羽田店
本羽田店は、ホームセンター「コーナン本羽田萩中店」3Fの食品館あおば内に展開しています。食品売り場といえば1F もしくは地下というのが定番ですが、ひばりが丘店に次いで、地上階の食品売り場です。売れ筋はロコモコ丼やチキン甘酢、焼き鳥盛り合わせといった定番商品のほか、揚げ物バイキングなども好調のようです。それにクリスマスが近いとあって、フライドレッグにも力を入れています(12月15日取材.)。
駅からはやや距離があるため、通勤帰りに立ち寄るお客様はあまり見込めないので、夕刻までが勝負です。
大型ショッピングモールとあって、オープン日から連日多くのお客様が来店しています。後背地人口73万人38万世帯を擁する大田区のみならず、休日には遠方からでも、車利用のお客様を集客できるのが強みです。
地元密着の地元スーパー
台東区にオープンした、いい菜&ゼスト佐竹店は、つくばエキスプレスの新御徒町駅から南へ徒歩3分。古くからある商店街のスーパーへの出店です。入り口を入って左の惣菜コーナーがいい菜&ゼスト佐竹店になります。品揃えは、弁当や揚げ物などの定番商品が中心で、すぐ目につく位置には、タレカツ丼やジャンボチキンカツ弁当、カツ丼などが並んでいます。サイズはファミリー向けの大きなものよりも、1人用か、2人用までの商品が目につきます。食品以外に生活必需品としての日用雑貨なども扱い、単身世帯でも利用しやすい商品構成です。実際に近隣住民の買い回りの他にも、夕刻には通勤帰りの方も立ち寄る光景が見られました。
様々な業態店舗への出店
2店舗とも都内の住宅街にある店舗ですが、本羽田店はこの10数年顕著な傾向である、都市型大型ショッピングモールです。郊外店に比べて、圧倒的に集客効率が高く、今後も増え続けると想定されています。対して佐竹店は商店街のスーパーへの出店です。地域密着で、地元住民の普段の買い回り店としての位置づけです。対照的な2店舗ですが、今後もこのような商圏の事情を反映した様々な業態店が増えていきそうです。