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ゼストクック初のCVS業態店がオープン

初のコンビニ店。通りからまず看板が目に入ってくる

ゼストクックでは初めてとなるCVS(コンビニエンスストア)業態店が8月19日、東京都羽村市羽西二丁目の吉野街道沿いにオープンしました。店名は「デリカコンビ117」。これまで惣菜専門店としての路面店はありましたが、コンビニ店としては初めてです。

ゼストクックの本業である弁当、惣菜充実していることが大きな特徴ですが、銀行ATMやコピー機も揃っており、普通にコンビニとして利用いただけます。

店前の吉野街道は近年交通量が増加しており、ドライバーの目線からデリカコンビ117の黄色い建物はとても目立ちます。新しい店ができたことで、次々と車が吸い込まれるように来店してきます。

弁当、惣菜は圧巻の品揃え

店内に足を踏み入れると正面の弁当、惣菜のコーナーが目に飛び込んできます。トンカツやエビフライなどのおすすめ弁当の数々。そのボリュームに目を奪われます。目線を少し下げると大皿に盛られた豊富な惣菜が数十種類も並べられています。黒酢酢豚やあぶりチャーシューサラダ、タコとトマトのイタリアンサラダなど、目移りするような惣菜がどれも100g¥170。目玉商品は、エビチリが100g¥150、若鶏南蛮あんかけ唐揚げが100g¥100とリーズナブル。

惣菜は量り売りで好きなだけ買える上、弁当の内容は自由な組み合わせもできます。このコーナーはお客様から好評で、ランチタイムには長蛇の列ができるほど。

応援に駆け付けていた秋山部長によると、「まだオープン間もないですが」と前置きしながらも「当初の予想通り、朝昼は男性のお客様が多く、夜は主婦など女性のお客様の他にも男性のお客様が多いのはちょっと意外でした。単身の方が夕飯を買い求めに来店されるのでしょうね。組み合わせ自由なのが支持されているのかもしれません」とのことです。

駐車場は広く、建物の黄色はかなり目立つ。店内では注文を受けつけるカウンターにも混雑時は多くの人で賑わう。

惣菜ブームの背景はCVSの取り組み強化

この業態に進出したのは、近年の惣菜市場の成長ぶりが大きいからです。それを裏付ける資料として、日本惣菜協会がまとめた報告があります。惣菜市場は、2010年には8兆1238億円だったものが、2014年には9兆1080億円へと1兆円近い伸びがありました。見逃せないのは、市場拡大の背景には、コンビニ各社の本格的な取り組みが寄与していることです。惣菜や弁当などの内容が充実し、2013年のコンビニ惣菜だけでも市場規模は2兆5000億円で前年比4.8%も伸びています。

近年多摩地域には大型商業施設が相次いで開業しており、飲食小売業の店舗面積が増床しています。これに伴い物流の要衝としての役割を担っていることも大きく影響しています。今や多摩地域は人も物も行き交う量が大きく伸び、都内や隣接する埼玉県、神奈川県それに山梨県への物流拠点となっているのです。となるとこの地域の中食需要も増加するわけです。

店内に入ると、正面の弁当惣菜コーナーが目に入る。そのボリュームに吸い寄せられるように人が集まる(左)。下の段には数十種類の惣菜群が所狭しと並んでおり、それぞれが美味しそうに主張してくる。迷った挙句、つい一品多く買ってしまいそうな魅力がある。

新業態から新たな層へアプローチ

デリカコンビ117は通常のコンビニ利用というより、弁当、惣菜が集客の目玉となり、商品群は他のコンビニ店と一線を画しています。主婦や通勤帰り層の自宅消費層のほかに、業務中の車内消費層へのアプローチという新たな側面が生まれました。「車内で食事をとるなら、デリカコンビ117へ・・・」一度来店した人は、その圧倒的な商品群にワクワクすることでしょう。

美しく並べられた惣菜の中に、本日のおすすめがドーンと構える。この日は「あんかけ唐揚げ」100g¥100(左)。店内中央に設けられたアイランドには弁当が積まれている。昼過ぎにはほぼ完売だ。
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