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端午の節句には柏餅、製造スタッフも連日大忙し

新緑が目に眩しい5月には様々な行事があります。5月5日の午の節句といえば、日本中で食べられるのが柏餅(かしわもち)。ゼストクック各店ではこの時期に柏餅の販売に力を入れています。

柏餅は餅を柏の葉でつつむのですが、その由来は、柏の木には神が宿っていると信じられており神様に「柏手を打つ」ことに由来するそうです。このありがたい葉で餅を包んで子供に食べさせれば神様が守ってくれる、そして子孫繁栄を願って江戸時代に定着したそうです。

ちなみに粽(ちまき)は中国の由来で、楝樹(れんじゅ)の葉で包むのですが、中国では子供を狙う龍が苦手とする楝樹の葉を用いたとされています。柏の葉が入手しにくい関西では、殺菌効果の高いこの粽が好まれて、そのまま定着したそうです。

瑞穂第一工場では連日、手作業で柏餅を製造しています。「最近の柏餅は小さい葉で包むのが主流ですが、当社では柏の香りを楽しんでいただくため、大きめの葉で包むのです。ところが大きな葉は茎がしっかりしているため、せっかく餅に巻きつけてもすぐに伸びてしまうんです。そこで水で葉を柔らかくしたり、酵素で餅の粘り気を出したりと、その微妙な加減が苦労します」と製造担当の岩谷さん。昨年は30万個を1か月フル稼働で作り上げたそうです。そんな苦労の末に作られた柏餅をいただく前には、思わず柏手を打ってしまいそうです。


5月の強化商品は柏餅。ひとつずつ手作業での製造風景とスタッフの皆さん

三社祭は、江戸の風情が残る伝統行事

毎年5月第3週の週末に行われる浅草三社祭は、初夏の江戸の風物詩として有名です。もっとも最近の浅草周辺はほぼ年中、外国人観光客で大変な賑わいです。欧米系から中国語、ハングル語、その他のアジア、南太平洋から中南米系まで様々な言語が飛び交う、人種のるつぼ状態!そんな見物客の多い中で繰り広げられる、威勢の良い三社祭りは、彼らの目にはどのように映るのでしょうか。

創菜いい菜浅草店は、銀座線浅草駅直結の松屋浅草店のB1にあります。地下鉄の改札を出て、松屋の地下の入り口を入ったところという好立地で、今年3月に開店から1年が過ぎました。「昨年の三社祭対策は手探り状態だったんです。そのため予想をはるかに上回る来客がありながら、やや商機を逃した感があります。オードブルをある程度用意したのですが、あっという間に売り切れてしまいました」と昨年を振り返って唇を噛む南店長。今年の三社祭は5月16日、17日。去年の分をぜひとも取り戻したいところです(取材は4月23日)。


松屋B1Fの「EKIMISE」入り口。ここを入ってすぐ左が、創菜いい菜浅草店

浅草といえばスカイツリーが目につきますが、雷門を中心に伝統的な観光資源がいっぱい。信号待ちをしていると、観光客を乗せた人力車が、大通りを車と一体化しながら走っている光景をよく見かけます。外国人観光客は、この日本古来の乗り物に興味津々だそうです。円安、ビザの取得条件緩和などによって観光客は増加の一方。この勢いに乗って、売り上げも鯉のぼりのように高く上りたいものです!


浅草の三社祭。「そいや、そいや~」という威勢のいい掛け声とともに、神輿を担ぎながら浅草中を練り歩く(写真左)。   人力車を楽しむ外国人観光客の姿も目につきます(写真右)
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